
お台場をスタートして都内をぐるっと50km歩き、またお台場に戻ってくる(しかも11,000円の参加費を払って)という酔狂なイベントに参加したので、記録を残しておきます。
OfficialなWEBサイトはこちら→ Xtreme Walk
コースの全体図はこんな感じ。
元々身体を動かすことは苦手で体育の成績は2か3。できるだけ動きたくないのをこじらせて仕事まで在宅勤務(コロナ前からずっと)。
それが鳥を見に行くことで外に出るようになり、早起きになり、歩くことが苦ではなくなり、10kmとか15kmくらいであれば問題なく歩けるようになった。
ただし、スピードはない。YAMAPなんかのコースタイム通りになんか歩けたことがない。途中鳥を見るために立ち止まることを差し引いても遅い。
人が歩く速度は時速にすると4km/hだそうで、この速さで歩き続けても50kmを歩ききるには12時間半かかる…と計算したのは終わってからで(笑)昨年参加した友人が楽しそうだったので、ノリでエントリーした次第。
参加者は2,000人以上とのことで、2時間にわたって70人ずつスタートするウェーブスタート形式。
送られてきた案内にはゼッケンナンバーで15分ずつの枠にきっちり分けられていたけれど、現場ではそれほどカッチリはしていなかった。
ただ友人によると前年は受付が終わったら出発していいですよー、という感じだったらしく、今年はそれはなかった模様。
FMラジオのナビゲーターのようなノリ&いい声の男性が、3分ごとの出発全部でカウントダウンしてくれる。
雰囲気大事だからね。8時24分スタート。

お台場なのでこんな感じ。帰ってきた時間帯ではいろんな色でライトアップされていたガンダム。

国際展示場。むかーしスティーブ・ジョブズを見たのはここだったかしら。

みなさん速い! 自分としては普段より心もち速めに歩いているつもりなんだけど、どんどん抜かれていく。
まあ想定の範囲内。

お台場から辰巳を通り抜け、木場方面へ。
深川八幡は15日の縁日だったようで、歩道に出店が並んでたりして楽しい雰囲気。
お店に並んできんつばを買ってる参加者もいた。
永代橋手前からは隅田川沿いの整備されたランニングコースを歩く。
「隅田川リバーラン&ウォーク」というらしい。

カモメの仲間がぷかぷか浮いていたり、イソヒヨドリがとまっているのを見つけたり、少ないけれど鳥はいる。特にシジュウカラはどこにでもいた(笑)
「僕には鳥の言葉がわかる」の著者である鈴木俊貴さんがシジュウカラの柔軟性(いろんな人工物を利用して子育てをする)をよく語っていて、都内でもあちこちで営巣しているという話だったが、納得した。
スカイツリーと有名なアサヒビールのオブジェが見えたあたりで隅田川沿いから離脱、上野駅方面へ。
このあたりで一度ベンチに腰掛けて休憩と栄養補給、公衆トイレ利用@11時半ごろ
東京の、特にランニングする人が多いあたりはキレイな公衆トイレが多くて感心する。

かっぱ橋。お買い物してみたかったけど今日じゃない(笑)

上野駅のペデストリアンデッキを通って西郷さんのほうへ。
早めに咲く桜が満開。

不忍池の横でいったんストップ。
どこも痛いところはないのだけれど、ふくらはぎがだるいような感じがしたので、持参のタイガーバーム(正確には「アーユルヴェーダ バーム」です。まさにスリランカのお土産でした)を塗ってマッサージしてみた。
お世話になっている方に「何にでも効くよ」といただいたものだけど、そういえば消炎鎮痛剤だったわこれ、と思って出かける前にリュックに入れておいたものだ。
これが結果的に大正解で、ゴールまでの休憩ポイントで同じように塗り込んでマッサージをしたおかげでずいぶん疲労が軽減できたと思うし、痛みも出なかった。
その証拠に塗り込めなかった太もも(さすがに人前では出せないw)はガッツリ筋肉痛である。
文京区に入り、東京ドーム方面へ。
湯島天神も受験シーズンが終わって静かな様子。
カブスとドジャースVS巨人・阪神のプレシーズンマッチをやっているはず。
グッズだけでも買いたいな、という気持ちを抑えて歩く(笑)
文京シビックセンターは仕事でよく来る場所で勝手がわかっているため、中のコンビニで買い物して軽めのお昼と休憩@13時ごろ

飯田橋から総武線と並行して歩き、市ヶ谷まで。
防衛省、もちろん入れないけど間近に来たのは初めてで、立派な建物にびっくり。
国防の要ですからね。そしてここにもシジュウカラ。

筋肉に詳しい身内に「ふくらはぎがだるい」とLINEしたところ、「揉んだり伸ばしたり軽くジャンプしたりして疲労の蓄積を減らそう」という返信がきて、そこからゴールまでは信号待ちで止まるたびに屈伸やストレッチ。これもかなり疲労軽減に役立ったと思う。
ここから四ッ谷方面に向かい、赤坂の迎賓館や学習院初等科の前を通って、25km地点&第1チェックポイントの明治神宮外苑にこにこパークへ。
前にピクミンブルームのイベントで来たことがあったなー。
ここまでちょうど6時間なので平均時速4km。休憩してることを差し引いても遅い(笑)
けどここの締切時刻(16時)までにはまだ1時間半あったし、人も結構いたので、なんとかなるだろうとは思えた。
QRコードを読み取ってもらった後、おにぎり2こ、塩分やミネラル補給できる飴、アップルorグレープジュース、水、コーラ、スポーツドリンクをもらう。
まだそんなにおなかはすいてなかったのでおにぎりは食べなかったけど、水分とミネラル・塩分が足りない感じがして結構飲み物を飲んだ。
そしてここでもアーユルヴェーダ バームマッサージ。
新しい国立競技場の中を通り抜けるんだけど、きれいなお手洗いも使えるようで、にこにこパークの2つしかない貧弱なトイレ(きちんと掃除やトイレットペーパーの補充はしてあるけれど)に並ぶんだったら数百メートル歩いてここを使ったほうがよい。

青山通りへ向かい表参道へ。
今にも雨が降り出しそうな雲行きにも関わらず、春らしい雰囲気に仕立てられたフォトスポットには若い女性が行列を作っている。
他にもラーメン屋、カフェ、サンドイッチ店など、行列をたくさん見た。東京の人は並ぶのが好きなのね(そんなわけはない)。
おしゃれなお店がたくさん入ったビルのお手洗いに立ち寄る。
場違いで申し訳ないなと思ったけど、同じことを考える参加者の人も数人いて一安心。
代官山を抜けて目黒川へ。もうすぐ桜が咲いて人でいっぱいになるんだろうけど、肌寒いこの日は閑散としている。雨もぱらついて気温はあがらない。私にとっては暑いよりずっといいしそれほど寒いとは思わなかったけど「カイロ持ってきたらよかった。」とつぶやく参加者もいた。

ここでも途中のベンチでちょっと座って休憩、クエン酸補給。
やっと30kmだ。6割!

目黒川沿いをはずれて不動前駅。あれ、なんかこの景色は見たことあると思ったら、日本野鳥の会の事務所があって、双眼鏡の体験に来たんだった。
大崎駅までひたすらまっすぐ。幹線道路沿いを歩くので特におもしろいものもなく、なんか飽きてきた(笑)
とはいえ歩かないとゴールはできないわけで、時間に余裕はないけれど一旦気分転換も兼ねてイートインができるコンビニに入って休憩する。
買い物をしてお手洗いを借り、おにぎりと暖かいお茶で一息。
もしかしたらもっと栄養食品的なものを食べたほうがよかったのかもしれないけど、「日本人は米を食え」と思っている人間なので(笑)ついついおにぎりを選択。
17時過ぎに大崎駅を通り、品川駅〜高輪ゲートウェイ〜田町方面へ。このあたりも特におもしろいものがあるわけではないので、ひたすら歩く。写真も全然撮ってない。
が、芝公園方面へ向かう交差点まで来ると、東京タワーが見える!
友人が「見えると元気が出る」と昨年言っていたけれど、本当にそう。
18時半をすぎて暗くなってきたのもあって、なおさら美しい。

このあたりまで来て、「油断してると第2チェックポイントにも間に合わないのでは」という危機感が出てきて、あと1時間はひたすら歩こうと心に決める。
東京タワーに向かってどんどん歩き、大門駅や浜松町駅のあたりまで。
なんとなく海のほうへ戻ってきてゴールが近くなったような感じがして、あと少しだ、と思えるようになった。
そんなタイミングで40km。8割来たぞ。残りのキロ数が一ケタになってうれしくなる。

汐留方面に向かう途中、ずいぶんと暗くて寂しい通りがあり、たまたま周りに参加者もいないタイミングなのでちょっとこわかった。あとで調べたら浜離宮だったようで、そりゃ暗いな。
やはり仕事でよく来る築地まで来たはずなんだけど、19時をとっくに回って暗いこともあり、第2チェックポイントの朝日新聞東京本社にはすぐ近くに来るまで気づかなかった。
ビルの上を見ればババーンと朝日新聞って書いてあるのに(笑)
社屋に入ると階段をのぼって2階へ行けという(笑)
幸い私は普通にのぼれたけど、絶望的な顔をしている人もいた。
これは一息ついて出発する前に撮ったんだけど、それでもギリギリであることに変わりはない。
20時締切。

ここでも飴、一口チョコ、おせんべいやミニカルパスなどのしょっぱい系おやつ、飲み物が配布されていた。
おなかは空いてないので水分補給。第1チェックポイントの炭酸飲料は苦手なコーラだったので飲まなかったけど、ここではスプライトだったのでいただいた。
最後のアーユルヴェーダ バームマッサージ。5本指ソックスという選択も正しくて、指と指の間がこすれてつらいということも皆無だった。
隣に座っていた男性が靴擦れのようで痛そうだったし、後ろに座っていた女性はもう歩けないようだった。
50kmのうちの残り7kmと思うと「あと少し」ではあるけど、「あと7km歩く」と考えると結構な距離だ。実際私もここからゴールまで1時間40分かかったわけだもの。
築地大橋を渡って晴海、豊洲方面へ。
レインボーブリッジがきれいに見える。風もほとんどないし、雨は引き続きぱらついていたけれど、着ていたワークマンの撥水パーカーでしのげる程度。
寒いといえば寒いけど冷え込むという感じではなく、結局スタートしてすぐはずしたネックウォーマーをもう一度着用することはなかった。

豊洲の「千客万来」の前を初めて通ったけど、立派な施設でびっくり。
ちょっと千と千尋の映画に出てくる感じもあって、なんかおもしろそうだった。明るいときにまた来よう。
豊洲市場の脇を通り、最後の橋を渡ってお台場へ。
そのまままっすぐ行くのかと思いきや、海浜公園というかビーチのほうをぐるっと遠回りするコースになっていたようで、ちょっとげんなりしつつ、「残り1.5km」という係の人の声でラストスパート。
コースマップを自分で見て歩く、ということになっているんだけど、基本的に周りに参加者がいるし、要所要所に係の人が立っているので、ほぼマップを見ることはなかった。
暗がりで目をこらすと、砂浜であろうところに人がいる。
夜景をバックに写真を撮るわかもの、単純にデートをしている様子のカップル、どこにでもいる外国人観光客、夜釣りをしている人など。
いよいよ残り1km。昼間は立っている方のほとんどが年配の方だったけど、日が暮れると若者に入れ替わっていた。アルバイトだそうです。

この先、「え、これを上がるの?」っていう階段があり、スルーしようとすると、中ほどで座り込んでいた男の子が「エクストリームの人ですよね、こっちでーす!」と言う。
いやあなた誘導員でしょ、立って仕事しろ(笑)現に私の前を歩いていた2人は聞こえなかったのかどんどん先へ行ってしまい、私も声をかけられなかった。
ゆりかもめの台場駅の脇を通り、ゴールまではまっすぐ。
雨はあがっていたけど足元が悪く、側溝の蓋のところで危うくすべりそうになる。ゴールを目の前にしてケガはシャレにならないので、同じような場所を避けて歩く。
先にゴールして台場駅に向かう人が向こうからやってくるんだけど、みんなゴールした安堵感と疲れ果てた感じが全身からあふれ出ている(笑)中には歩けなくて連れの肩を借りている人もいた。
スタート時にくぐったゲートが移動されてゴールゲートになっていた。
ゴールテープは1人(1グループ)ごとに持ってくれて、「ゴールを切る」体験をさせてもらえる。
常にビリだった私にとって、人生初。
写真はゴール後に後ろから撮ったもの。

間に合った…あぶなかった…。ゴールの締切も22時だけど、停めた駐車場も22時過ぎると出られなくなるので帰れなくなるところだった。
無事、完歩証と記念品を受け取る。QRコード読み取った30秒後にはもう印刷されるんだからすごい。
13時間10分。

時刻表示の向こうに見えるキッチンカーであったかいスープをいただき、車へ。
家族や友人にゴールを伝えて帰路に着いた。
歩けたけど、思ってたより少しだけ大変だったかな。だけどこんなことでもないと50km歩くことなんてないので、いい経験だったと思う。
タイムとしては遅かったけど、途中痛みでつらそうな人もいたし、本当にヘトヘトになったり、連れ合いに「こんなのゴールして何の意味があるの!」とキレながら歩いている人もいたことを考えると、心身ともにそこそこ安定して歩き切ることができた自分はまあまあなんじゃない? と思えたことも価値がある。
来年出るかどうかはわかんないけど、たとえば30kmくらいで風光明媚な場所を歩くようなイベントがあれば行ってみたいかな。でもうっかり双眼鏡なんか持って行っちゃうと鳥ばっかり見て歩きそうにないので(笑)それはそれ、コレはコレで切り分けないとな、とは思います。
といいつつも、見た鳥はメモしたので残しておこう。
- カルガモ
- ホシハジロ
- キンクロハジロ(目黒川にいた)
- カワラバト
- キジバト
- オオバン
- カモメの仲間(正確にはわからず)
- カワウ
- コゲラ(声)
- オナガ(複数飛んでいた)
- ハシブトガラス
- シジュウカラ
- ツバメ(五反田でシルエットだけ一瞬だけど間違いないと思う)
- エナガ(声)
- メジロ
- ムクドリ
- イソヒヨドリ
- スズメ
- ハクセキレイ
- カワラヒワ