小鳥見日記

主に茨城県菅生沼周辺の野鳥、「いつもの鳥」の記録です。探鳥会や遠征、鳥見ツアー参加記録も残しています。

シギチの楽園へ②〜東よか干潟2日目

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この日の満潮時刻は10:33。2時間前の8時すぎに前日と同じ駐車場についた。
堤防に出るとまだ鳥たちは遠いけれど、やはり圧倒される数。

まだ人影もまばら。まず海へ向かって左手のほうへ歩いてみる。
前日の強風(暴風)とは打って変わってほとんど風がなくおだやかな天気で、鳥たちの声、海の音、船の音がよく聞こえる。こんなにたくさんの鳥の声を聞くのは初めてだ。
「浴びる」というのはこういう感覚なんだ。

もうほんと、どこから見たらいいんだろう(笑)

東のほうへ向かっていくほど、カモとサギが増えてくる。
オナガガモマガモヒドリガモ。あとヨシガモハシビロガモもいた。なぜかツクシガモはいない。あれは別枠なのかしら。

足元にはムツゴロウ。

端についたので折り返して歩くと、遠くでハマシギが飛び立った。
群れ全体が大きくうねっては、羽裏に日があたってキラキラ光る。なんて美しいんだろう。
見たかった光景が見られてうれしかった。

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少しずつ潮が満ちてきて鳥たちとの距離が近くなってくる。
だからといって識別できるかというとまた別の話なんだけどね。これはホウロクシギなのかダイシャクシギなのか。

カニも無数にいた。

前夜ホテルに戻ってから写真を整理しつつ、SNSやブログでこの干潟の観察記録を読んで、見られた実績のある鳥はだいたい頭に入れてきた。

で、これはその一種のツルシギでは? 

色がついてるからね、難易度1(笑)

これはアオアシシギだと思う。

夏羽のオオソリハシシギ

えー、こんなにくちばしが曲がるのね。名前の通り!

ダイシャクシギ、でしょう。

飛んだ!

アオアシシギだと思うんだけど、1羽だけで忙しそうに走り回る個体がいた。

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北西側の端っこに着くとちょうど満潮時刻。
この日はここが一番鳥との距離が近かった。

これはダイゼンと、アカアシシギなのかまだ夏羽になっていないツルシギなのかわからない。

でもくちばしを見てみるとアカアシシギなのかもしれない。

この端っこで他のバーダーさんがいなくなるまでたっぷり見て、また折り返す。

前日よりも干潟部分が広くてその分鳥は遠かった。前日の潮高が5.2m、この日は5.1m。0.1mでもずいぶん違うんだな。もっと高い日には人が一番近づける柵のところまで海水が来るんだって。いつかそんな日にも来てみたいな。

シロチドリやメダイチドリはあまり水があるところには行かないので、潮がひいても近くで見られる。この子は逃げる餌を追いかけてすごい勢いで走ってた。

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カニをつかまえたズグロカモメ。だいたいチュウシャクシギが捕まえたのを横取りしてたけど、この子は自分で捕まえてえらい(笑)

気がつけばお昼をまわっていて、周りにはほとんど人がいなくなっていた。

あー、なんかすごいところだったな。勢いだったけど本当に来てよかった。
そしてまた来てみたい。

駐車場に戻っておにぎりを食べながら休憩。レンタカーを返すまであと5時間、どうしようかな、と芝生を見るとまたアトリがいる。

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そうだ、せっかくだから普通の鳥(?)も見に行こう。
佐賀県の鳥で関東では見られないカササギにも会いたいし。
ホテルに向かう途中になんだかよさげな公園があったよね、あそこに行こう。

ということで、佐賀県立森林公園に向かってここがまあ大当たり、という話に続きます。