シギチドリの沼は深い。名前もよくわからないのに見に行ってしまうのは何でだろうな。干潟にいるのを見つけて双眼鏡で確かめる瞬間も好きだし、開けた蓮田を見つけて「今度は何がいるだろう」とドキドキするのもやみつきになる。
ということで稲敷の蓮田へ出かける。涼しくなったとはいえ人が多いところを歩くのはイヤなので早めに出ようと思ったのに、先日の三番瀬に続いて寝過ごした。

最初に出会ったのはタシギ。98%くらいの割合で気づく前に飛ばれるので、見つけられてうれしい。


少し歩くと今度はコチドリ、トウネンのちっちゃいものクラブ。
最初は何にもいないのかなと思っても、一羽見つけると「え、そんなにいたの?」って思うくらい次々に見えてくるから不思議。


少し奥にちょっとだけ大きいのがいる。ウズラシギ? と思ったけど自信が持てず、帰宅後図鑑確認&毎度おなじみ師匠にダメ押し確認で、ウズラシギ幼鳥と教えていただく。

今度は少し水深が深そうな蓮田。ちっちゃい組は無理なところには大きめ組が入っている。
ツルシギ見つけた。これも幼鳥とのこと。4月の有明海で黒い夏羽の個体は見た。羽の色が変わってしまってもクチバシと体型で見分けられるよ、とは師匠のアドバイスだけれど、どうしても色に頼っちゃうんだよなー。

前回エリマキシギがいた場所へ行ってみると、金色のムナグロがぽつんとたたずんでいる。

まわりに別の鳥たちがいる。
これはさっきのウズラシギっぽいけど、胸の模様がずいぶん違うな、と思ったらこれは成鳥の夏羽(後期)なんですって。


またタシギがいると思ったら、すぐ近くに本日初めての鳥。ヒバリシギだ。

いろんな種が見られて満足しつつ移動。
鳴きながら空を飛ぶシギチたちもいる。多いのはやっぱりタシギ。ていうかそれ以外は飛び姿や声で識別できない。
別のエリアに行くとエリマキシギが6羽まとまっていた。


よく見ると一羽だけが脚がオレンジで羽根も換羽途中みたいになっている。でもエリマキシギはエリマキシギのようなので師匠に聞いてみたところ、脚がオレンジなのが成鳥であとは幼鳥とのこと。




いい時間になってきたので折り返したんだけど、同じ場所でも行きと帰りで別の種がいたりするので油断ならない。そして帰れない(笑)
帰りに会えたのタカブシギ。

週末だけどそれほど人が多いわけでもなく、みなさん農作業中のレンコン農家さんに配慮されててよかったと思う。
せめてお金を落とそうと、またお友だちの分まで朝採りレンコンを買って帰りました。
帰宅したら動画もあわせて1,000枚近く撮っていて、まず見られる写真を選び出して図鑑と首っ引きで確認して、わからないのをピックアップして師匠に送りつけ…じゃない教えを請い。でも大変だけどこれくらいやらないと覚えられないっていうかやっても記憶に残るのは少しだけなんだよなー。
あきらめずにがんばろう。
●この日見た/声を聞いた鳥
- カワラバト
- キジバト
- ムナグロ
- コチドリ
- タシギ
- イソシギ
- タカブシギ
- ツルシギ
- エリマキシギ
- ウズラシギ
- ヒバリシギ
- トウネン
- オジロトウネン
- ハマシギ
- カワウ
- コサギ
- ダイサギ
- チュウサギ
- アオサギ
- トビ
- カワセミ
- モズ
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- ムクドリ
- スズメ
- セグロセキレイ
- ホオジロ